誰に出会うか

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仏教

令和元年5月17日

 

私たちは、何をするか、何をなしたかで人生が決まります。

しかし、同じほどに大切なことは、誰に出会うかということでありましょう。つまり、何をするにも何をなすにも、いい出会いがなければ始まらないということなのです。いい友に出会い、いい師に出会い、いい仲間に出会うことで、私たちは物ごとがうまく運ぶのです。だから、私たちはいい出会いを求めて、人生の気くばりをしなければなりません。

ただし、ここで問題なのは「類は類(友)を呼ぶ」の言葉どおり、私たちは自分の能力や徳に合った人にしか出会えないということなのです。つまり、人生はそれぞれにふさわしい人どおしが出会っていることになるのです。だから、自分が出会った人を見れば、逆に自分の姿も見えてくるはずです。

いい出会いを望むなら、それだけ自分の能力や徳をみがかねばなりません。そして、自分が望むような出会いがあった時、私たちの人生が変わるのです。縁の変わり目が、人生の変わり目です。

これ、本当ですよ。仏教では〈縁起〉というでしょう。お寺の縁起ばかりではありません。人生のすべてが縁起なのです。皆様、どうかいい縁を求めて努力をしてください。

山路天酬密教私塾

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