山路天酬法話ブログ
1月の伝道法語
令和7年1月9日
1月の伝道法語です。
厄年は誰にでもめぐって来ます。しかし、災いの年とばかりに思ってはなりません。厄除のご祈願を受けて心を正し、健康管理に配慮し、身辺を整理し、計画を検討し、勉学に励み、先祖供養に心がければ、かえって開運への好機となります。
開運の準備は、厄年が終わってからでは間に合いません。ものごとがうまく行くのは、うまく行くように準備をするからです。つまり、根回しであり、段取りなのです。
厄年を恐れることなく、根回しをして段取りをすれば、災いの厄年から役に立つ「役年」となるのです。災いを転ずるためにも、あさか大師のお護摩に参拝して、お大師さまのご加護を仰ぎましょう。新春大護摩は節分(2月2日)まで毎日、随時奉修しています。
中学校野球部の初詣
令和7年1月6日
本日、地元中学校野球部の皆様が練習始めにあたり、ランニングで初詣に参集しました(写真)。
皆様、真剣に合掌し、お大師様のご宝号をお唱えし、今年の必勝を祈念しました。また私は、「今年は巳年なので、巳のねばりを発揮し、9回裏のゲームセットまで絶対にあきらめない試合をしましょう」とお話をしました。
かつて智辯学園を訪れた折、辨天様への信仰がいかに野球のねばりに通じるかを痛感した記憶があります。お大師様のパワーがいっそうの励みになることを念じてやみません。
一月の強運ランキング
令和7年1月5日
1月5日~2月2日までが暦法での1月です。三碧木星が中宮し、西が五黄殺、東が暗剣殺、西南が月破となり、注意を要します(写真・下が北、上が南となり、一般の地図とは逆になります)。
強運ランキングは一位が二黒土星、二位が四緑木星、三位が一白水星です。
二黒の人は東南にあって勢いがあり、自分の信用が高まります。特に地味な努力が認められることでしょう。周囲との和合を大切にして、確実な歩を進めましょう。
四緑の人は努力が実って成果を得るチャンスです。また、目上や上司への気配りが大きなカギとなります。そのことを忘れずに前進し、実績をモノにしましょう。
一白の人は新年にふさわしく、新しいスタート台に立ちました。ただし、強引に進んではなりません。冷静に判断し、ささいなことにも注意を怠らぬことです。
そのほかの人はホームページの「今月の運勢」をご覧ください。また、運気向上のご相談は、「お問い合わせ」からご送信ください。開運へのアドバイスをいたします。
新春大護摩供
令和7年1月4日
あさか大師では元旦より節分(2月2日)の午前9時より午後4時まで新春大護摩供を修しています(写真)。
今年は晴天に恵まれ、また初めての方、近在の方もたくさんお越しになっています。厄除・災難除はもちろん、家内安全・商売繁昌・交通安全・病気平癒・受験合格などのご祈願をしております。ぜひ、ご参拝ください。
初詣は「厄除のお大師さま」へ
令和7年1月1日
明けましておめでとうございます。新しい年を迎え、皆様のご多幸とご繁栄をお祈りいたします。
あさか大師では、新春祈願として元旦~節分(2月2日)午前9時~午後4時まで、随時に大護摩供を奉修いたします。「厄除のお大師さま」にお参りして、厄除・災難除をはじめ、家内安全・商売繁昌・交通安全・受験合格・開運成就をお祈りください。
令和7年はどんな年か
令和6年12月27日
令和7年は干支が乙巳、九星は二黒土星の年です(写真)。
天の気の乙は伸びようとする姿、地の気の巳は止めようとする姿で、社会は二面性をもって矛盾を背負います。つまり、善悪白黒が表面化するということです。地道な努力を重ねた人や企業は大いに発展しますが、逆に違反行為をした場合は露見して、世間を騒がせることでしょう。政治も経済も、そして人も同じです。
一方、二黒土星は「大衆の星」で、庶民的なものに人気が集まります。ラーメン、B級グルメ、居酒屋に外国人までが押し寄せます。また二黒土星は「従順の星」でもあり、地味で堅実な性質を伴います。トップよりナンバー2、また「裏方さん」に期待しましょう。
ただ、土星の年は地震災害が多く、今年に続いて気になります。過去のデータにも1323年・鎌倉大地震、1665年・新潟高田大地震、1944年東海大地震、2007年・新潟中越沖地震、2016年・熊本大地震などがあります。地震に対しては、特に備えを心得ましょう。
続・二十七宿と二十八宿のどちらが正しいか
令和6年12月23日
あさか大師では二十七宿を用いていますが、この場合は〈牛宿〉がありません(写真)。その理由はインドの識者が月の運行を観察し、一ケ月を27、3日と判断したからでした。その日々の配置を二十七宿としたのです。
吉祥の宿はいくつかありますが、特に仏教では〈鬼宿〉が尊ばれました。お釈迦様の誕生日であったという一説もあります。ご祈祷や祝事にはよく用いられました。
また、真言密教の行法始め(開白)にも重んじられています。この場合の〈鬼〉はもちろん、悪鬼ではありません。神通力のある鬼神とでも覚えてください。
二十七宿と二十八宿、どちらが正しいか
令和6年12月21日
真言密教では日の吉凶を決める場合、二十七宿、または二十八宿を用います。したがって、一般に用いられる大安・仏滅を重んじることはありません。ところが、暦によって二十七宿と二十八宿の違いがあります。どちらを用いるのか、皆様も迷うことがあるのではないでしょうか。
この答えはお大師さまがどちらを請来し、どちらを用いられたかで決定されるべきでありましょう。そこで私が調べましたところ、最古の資料は高野山霊宝館が所蔵する『宿曜経』でありました。また、同志社大学が所蔵する『宿曜経』(写真)も、やや時代は下がりますが、お大師さま請来の写本を伝えるものでありました
これらの古書によりますと、いずれも二十七宿でありまして、お大師さまが用いられていた「古法」と呼ばれる真説であります。したがって、あさか大師では二十七宿の暦を皆様に配布しています。皆様からご相談をいただいた場合も、この二十七宿で判断しています。また、新春護摩のご祈願をなさった方には、二十七宿の暦をお渡ししています。
書店で売られる暦は二十八宿が多いようですが、この点をご注意いただき、日の吉凶をご判断いただきたいと思います。
お大師様の新しい荘厳
令和6年12月18日
あさか大師は来年、7年目を迎えます。そこで、新しい荘厳として御簾(スダレに房をつけた神具)が奉安されました(写真)。
この御簾は京都の専門職が、受注後に嵯峨野の竹を切り、手作りで編んで納品くださったものです。日本では、このような職人も少なくなりました。さすがに既製品にはない、練達の技術と気品があります。
玄間からお大師様を仰いでも、ご宝前が一変しました。ご参詣の皆様も、改めて威儀を正していらっしゃいます。「信は荘厳から」といいますが、正月のご祈祷にも一段と気構えが高まります。。
この御簾を奉安するにあたっては、口頭でご寄進を仰ぎました。ご協賛をいただきました皆様に、厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。
続・今年最後の金運宝珠護摩
令和6年12月16日
昨日、多くの皆様が今年最後の〈金運宝珠護摩〉に参詣されました(写真)。堂内には如意宝珠のパワーが遍満し、参詣者の読経や真言の波動が融合し、大きなご加護を実感したことでしょう。
祈りもまた毎日の積み重ねです。大祭や行事も大切ですが、毎日のお護摩の積み重ねがこのパワーとなるのです。一生分の栄養が一日ではとれないように、毎日の食事が私たちの健康を維持するのです。祈りもまた同じことだと心がけ、私はこれを自戒しています。
金運もまた、日頃の心がけです。世の中の人々が何を喜ぶかを考え、その喜ぶことを実行しましょう。お金を追いかけるのではなく、お金に好かれ、お金が後ろからついて来るような人になりたいものです。これが金運の秘訣だと思います。