山路天酬法話ブログ
半鐘はなぜ打つのか
令和6年10月24日
あさか大師の本堂内に、半鐘が設置されました(写真)。
半鐘はお護摩やご回向開始の合図として打ちます。この大きな響きを聞くと、僧侶も参詣の皆様も姿勢を正し、気持ちを引き締めるものです。
半鐘の打ち方には「一通三下・三通三下
・終鐘」などがあります。〈一通〉とは大きく7打して後、しだいに早くしつつ35打します。〈三通〉はこれを3回繰り返します。〈三下〉とは一通、または三通した後、大きく3打して終わるという意味です。
つまり、三通三下は合計108打することになり、一〇八煩悩の眠りを覚ます意味であることは申すまでもありません。このほかにも法要の最後に打つ終鐘がありますが、今は省きます。
半鐘の音は「警鐘」でもありましょう。自らを戒める警告なのだと、私は思っています。いかが。
本日の金運宝珠護摩
令和6年10月20日
本日午前11時半より、〈金運宝珠護摩〉を奉修し(写真)、ご参詣の皆様には〈金運銭〉を授与しました。
ご参詣の皆様は、終始一心に祈りを捧げ、太鼓や錫杖に合わせて熱心に読経しました。お護摩はお大師様(如意宝珠)とお導師とご信徒の三つのパワーを融合させることが大切です。これを「三力」といい、祈りの中で最も重要な心得とされています。
そして皆様との祈りが融合した時、お護摩の浄炎は一段と輝きを増します。本日のお護摩は、そのすばらしい輝きを顕現させました。皆様の金運がさらに高まりますことを念じてやみません。
20日が金運宝珠護摩
令和6年10月18日
20日午前11時半より、人気の〈金運宝珠護摩〉が修され、ご参詣の方には〈金運銭〉を差し上げます(写真)。
この金運宝珠護摩は如意宝珠のパワーを堂内に遍満させ、皆様の金運を高めます。金運を高めるということは、金運の神様に好かれる生き方ができるよう、皆様の背中を押すということです。
当日の護摩木は早めにお書きいただき、心を正して、修法開始をお待ちください。本堂に入ったその時から、祈りが始まります。皆様のお越しをお持ちいたします。
鶴太郎さんの不動明王
令和6年10月16日
今年5月に私が鎮壇法を修した大行院(茨城県古河市)の新寺建立が進み、本日はその進行を視察しました。本堂には片岡鶴太郎さんの天井画が施され、みごとな不動明王が印象的でした(写真上)。
また鶴太郎さんも自ら来院され、作品の設置に満足したようでした(写真下)。
大行院は不動明王を本尊としてお護摩を修します。護摩壇は天上の高さや換気扇の設置が大切なので、そのために視察したのです。来春には竣工しますので、お近くの方はぜひご参拝ください。
秋明菊の魅力
令和6年10月15日
境内に咲いた秋明菊を挿しました。たくさん咲いていると、「いよいよ秋だな」と感じます。一本を楚々と差すと、これがまた清楚な風情がたまりません(写真)。
秋明菊はキク科ではなく、キンポウゲ科なので、一般の菊の花とは雰囲気が違います。信州のある山寺で出会って以来、すっかり気に入りました。
「秋の明るい菊」はピンク色もありますが、この清楚さは白花の方が漂います。山野草の園芸店に行けば、鉢植えを購入できましょう。育てやすい花なので、どこかの庭先で出会いましたら、ぜひご称讃を。
ニューヨークへの方位がわかりますか
令和6年10月12日
海外旅行や出張をする方から、その方位を問われることがあります。ところが、九星気学で海外の方位をみる場合、注意が必要です。たとえば、日本からニューヨークへの方位がわかりますでしょうか。
世界地図でアメリカをみると、東になります。でも、地球はスイカ皮模様のような球体ですから、違った視点(球面三角法)が必要です(写真)。
私の著書にも掲載しましたが、ニューヨークは東北、ハワイは東、シドニーは南、ロンドンは西北、香港は西南、ニューデリーは西となります。
海外への旅行や出張をする場合、こうした知識が必要です。わざわざ暗剣殺や五黄殺に出向きませんよう。ご不明の場合は、ぜひご相談ください。
10月の伝道法語
令和6年10月9日
10月の伝道法語です。
人にはいろいろなタイプがありますが、大別して「世間通と人間通」といった分け方があります。世間通は文字どおり、社会に通じた人といえます。情報に明るく、仕事もできて、いわゆる世渡りのうまい人でしょう。
それに対して人間通は人を見る眼がある人、人間の本質をよく知っている人です。もちろん、いずれにも通じていれば申し分がありませんし、そういう人がいることも事実でしょう。
しかし、世間通も人間通も、その視点はあくまでも他人です。ほんとうにむずかしいのは、自分を知る「自分通」ではないでしょうか。他人を知れば知者ですが、自分を知れば覚者となり、仏教では悟れる人を指すのです。
総回向法要の功徳
令和6年10月6日
ようやく涼しくなった昨日と今日、あさか大師では月初めの総回向(先祖供養)法要を勤修しました(写真)。
いつもお話していますが、この法要は単なる回向ではなく、「人生を変える先祖供養」を目ざしています。その主旨は、
①人生のルーツである父母の両家を共に供養する。
②導師の密教修法と自分の祈りを融合させる。
③総回向によってその功徳をお大師さまに供える。
といった特徴があります。檀家制度はありません。入退も自由です。月に2000円で父母の両家(夫婦は四家)を供養することができます。しかも、直系の先祖代々はもちろん、傍系の先亡(叔父叔母)、そして水子さんまで含まれます。
遠方でも月ごとに供養紙(お札)を送りますので、お寺にお参りできなくとも全国から参加しています。関心のある方は、ホームページの「お問い合わせ」からご連絡ください。皆様のご参加をお待ちしております。
10月の強運ランキング
令和6年10月5日
10月7日より11月6日までが暦法での10月です(写真)。強運ランキングは一位が五黄土星、二位が四緑木星、三位が八白土星です(写真)。
五黄土星の人は東南に回座し、良好な運勢です。特に、悩んでいる問題解決のチャンスとなりましょう。また遠方からの情報や来客には朗報があります。けっして猛進せず、慎重な歩みをしましょう・。
四緑木星の人は東に回座し、新しいスタート台に立ちました。特に、考えていた計画に着手する好機となりましょう。持ち前の信頼性を生かして飛躍を遂げたいものです。
八白土星の人は西に回座し、秋のグルメやレジャーに吉祥があります。おつき合いが増え、身辺多忙となりますが、うまい話には注意が必要です。散財にも自戒しましょう。
そのほかの人はホームページの「今月の運勢」をご覧ください。衰運だからと、悲観する必要はありません。むしろ、身辺の整理や準備に心がければ、開運へのパワーとなります。
10日遅れの彼岸花
令和6年10月2日
あさか大師の桜並木に、彼岸花が咲きました。今年の暑さのため、お彼岸より10日も遅れての開花です(写真)。かつては「お墓の花」と呼ばれ、縁起が悪いと思われていましたが、今や各地の群生地は大人気です
日本は春彼岸には木蓮が、お盆には蓮が、秋彼岸にはこの彼岸花と、いずれも仏の花が咲く「仏の国」です。聖徳太子以来、神を父として、仏を母として習合してきました。
神棚を敬い、仏壇を拝み、親がその親を大切にする姿を見せることが、子供に対する家庭教育の根本です。だから、「親の背中を見て育つ」のです。言葉でいうより、その背中を見せることが大切です。
お近くの方はぜひお越しください。10日遅れの彼岸花です。