山路天酬法話ブログ
続・先祖供養は正しい法流で
令和7年6月3日
あさか大師の先祖供養は、私が毎日のおつとめで光明真言の秘法を修すばかりではありません。正しい法流を相承した全国の僧侶が、それぞれに光明真言を念誦し、一ケ月ごとにその遍数を報告していただいています。
そして、報告された遍数は私が記帳し、集計してお大師様に奉供しています。先月で、すでに二百万遍を超えました。今また曼荼羅(写真)に向かって念誦を続け、三百万遍を目ざしています。

私はこれを「光明真言ネットワーク」と呼び、比類のないシステムとして自負しています。このような熱意をもって先祖供養に精進している寺はありません。不思議なことが起こるので、「人生を変える先祖供養」と呼んでいます。
多くの皆様から共感や讃嘆をいただいています。近在の方は直接に参詣し、遠方の方は郵便で参加しています。関心がありましたら、ホームページの「お問合わせ」からご連絡ください。さらに、詳しく説明をいたします。
先祖供養は正しい法流で
令和7年6月1日
あさか大師では昨日と今日、恒例の総回向法要(先祖供養)を勤修しました。そして、たくさんの皆様が光明真言の秘法に浴し、僧侶と共に力強く読経しました(写真)

この世の幸不幸や運不運は、どれだけ多くの人に好かれるか、あるいは感謝されるかにかかっています。それは、人が生きていくうえで、いかにプラスの想念を帯びて暮らしているかという意味です。幸せや運を引き寄せる人は、明るいオーラにつつまれ、徳があります。
反対のことを考えれば、誰にでもわかりましょう。多くの人から反感や恨みをかっている人は、魂の総体が暗く、徳がなく、幸せも運も引き寄せられません。
この違いはどこから来るのかというと、それはあの世にも必ず同じ人たちがいるからです。この世はあの世の〝うつし〟です。この世を「現世」というのは、あの世の現われがこの世であるからです。
私たちは二代・三代前に先祖に、同じような人生をたどった人が必ずいます。多くは、男性は母方に、女性は父方にいます。だから、自分の人生を変えようと思うなら、父母両家の先祖供養は欠かせません。それは先祖への教化であり、和解であり、報恩なのです。
あさか大師の先祖供養は真言密教の秘法によって、父母両家にアプローチする画期的なシステムです。「人生を変える先祖供養」は形式的な墓参や法事だけでは足りません。正しい法流を継いだ導師と共に修することが大切です。
また、法外な供養料を要求するお寺や霊能者に依頼してはなりません。その欲心が正しい供養を妨げます。あさか大師では月に2000円で、毎日の供養が続けられます。お墓や仏壇がなくても、問題ありません。檀家制度はなく、入退も自由です。関心をお持ちの方は、ホームページの「お問合わせ」から、ご連絡ください。詳しく説明をいたします。
孫娘のような花
令和7年5月29日
あさか大師の花壇に「京鹿の子」の花が咲きました。和服の〈鹿の子絞り〉に似ていることが名の由来です。また、「鹿の子」が「カゴ」とも発音が似ているので、私は毎年、カゴに挿しています(写真)。

まるで孫娘を見るような可愛らしさは、比類がありません。その孫娘が風邪でも引いたように、ウドンコ病(葉が白くなる植物の病気)にかかりやすいのが愛好者の悩みです。今年は早くから消毒をして、大事に育てました。
寺の参詣者にも目が留まり、ため息のような讃嘆の声が聞こえます。疲れを癒す、至福のひととき。ちなみに、花言葉は「ひそやかな恋」とか。可愛い孫娘が心配でなりません。
法界力を生み出すには
令和7年5月26日
あさか大師では毎日、お護摩を修しています。
それは5日間・10日間・30日間と、毎日ご祈願を続ける「願いおき護摩木」を希望される方がいることも理由の一つです。特に入院手術・事業繁栄・受験合格などのご祈願には、「願いおき護摩木」が多いようです(写真)。ですから、私は月ごとの棚に入ったその日の護摩木は、必ず修さねばなりません。

しかし、毎日お護摩を修す理由は、ほかにもあります。それは毎日の積み重ねが、偉大な法力を生むからです。お大師様のお力は、それを生み出す場所が必要です。その場所を法界といい、偉大な法力に満ちた状態を「法界力」といいます。
法界力は年に一度の大祭では生まれません。また、難行苦行ばかりでも生まれません。それは物ごとが一日にして成就するのではなく、成就するような努力を積み重ねなければなし得ないのと同じです。
あさか大師のお護摩にお参りすると、皆様の顔が明るくなり、表情もにこやかになります。お願いごともよく叶います。これは本堂に法界力が遍満しているからにほかなりません。また、お大師様のお護摩を毎日、コツコツと続けているからにほかなりません。
さらに、多くの皆様にあさか大師のお護摩にお参りしていただきたいと念じています。ぜひ、お越しになってください。
なぜ、人が集まるのか(続々)
令和7年5月23日
あさか大師の先祖供養は父母の両家(既婚者はそれぞれの両家)に回向を重ねます。これは当然のことで、私たちの命を授けてくださった人生のルーツにアプローチするためです。
また、直接に遺伝子を受け継いだ直系(先祖代々)ばかりではなく、傍系(先亡の叔父叔母)や水子までもいっしょに供養します(写真)。ここにも重要なポイントがあります。

私たちは父母はもちろんですが、子供の頃からお世話になった叔父叔母がいます。また、同じ家に生を受けながら、この世に産まれ得なかった水子もいます。こうした精霊が、私たちの人生に何の影響もないはずがありません。
この世とあの世はひとつです。先祖代々と先亡と水子とが一同に会して供養を受ければ、その姿がこの世の姿となって必ず現れます。あさか大師の総回向に人が集まるのは、まさしくこの姿なのです。
お墓や仏壇の有無にかかわらず、どなたでも参加することができます。遠方の皆様には郵送します。さらに多くの方々が新しい人生を歩めるよう、願ってやみません。遠方にお住いの方には郵送します。世界に誇れるこの英知を、ともに生かしてまいりましょう。ホームページの「お問合わせ」からご連絡ください。
なぜ、人が集まるのか(続)
令和7年5月20日
あさか大師では毎朝、まず本堂や水子観音堂を開け、お水やお茶を供え、お大師様の行法を奉修します。その後、回向殿で光明真言の秘法を修し、ご信徒の先祖供養を勤修します(写真)。

この先祖供養はご信徒の家に供養紙を安置していただき、お導師との祈りを融合させています。これを月ごとに返納いただき、お大師様にお供えして総回向を修します。ご信徒の皆様は、特にむずかしい読経をするわけではありませんが、この繰り返しが大切です。この世とあの世が一体となって向き合い、新しい人生を目ざしています。
ご命日や回忌、またお盆やお彼岸ばかりに限りません。この、毎日のくり返しが偉大なパワーを生みます。全国から多くの方々が賛同するのは、檀家制度がなく、入退も自由で、少ない費用(一ケ月2000円)で続けられるからです。遠方の方は郵送で続けられます。
これは伝統ある先祖供養の、画期的な方法です。祖霊の幸せなくして、日本の未来はありません。お大師様も現代の世相に対して、同じことをおっしゃるはずです。関心のある方は、ホームページの「お問合わせ」からご連絡ください。
なぜ、人が集まるのか
令和7年5月18日
本日、午前11時半より金運宝珠護摩を奉修し、大勢の皆様が参集しました。初めての方も加わって共に祈り、共に読経し、如意宝珠の法益に浴しました(下写真)。

また、午後1時からは総回向法要(先祖供養)となり、この世とあの世の幸せをいっしょに祈りました(下写真)。

寺離れや檀家離れ、また墓じまいや葬儀をしない方が増える中、どうしてこのように人が集まるのでしょうか。それは、この世もあの世も一体となって向き合い、一日として休まぬ行法を続けるからです。
あの世はこの世のここにあるのです。眼には見えず、耳には聞こえずとも、皆様と共にあるのです。人生も運命も、いっしょに歩んでいます。このことを、皆様の魂は知っているのです。
供養紙や塔婆を開眼すると、その先端からオーラを発します。気が上昇して生きた仏様に変じます。だから、供養した人が夢に現われます。笑顔で姿を見せます。これは間違いのない事実です。
あさか大師の先祖供養に関心を持ちましたら、ホームページの「お問合わせ」からご連絡ください。決して勧誘はしません。入退も自由です。一ケ月2000円の費用で、父母の両家(夫婦は四家)に最高の供養を施せます。先祖供養は世界に誇る日本の英知です。
5月の金運宝珠護摩
令和7年5月16日
あさか大師では5月18(日)午前11時半より、金運宝珠護摩を奉修いたします。また、ご参加の方には全員、金運銭(写真)を差し上げます。どうぞ、ふるってご参詣ください。

お金の使い方に人格が現れます。また社会問題のほとんどが、お金の流れによって明らかになります。つまり、お金は人間そのものであり、お金に対する考え方が人間を決めるといっても過言ではありません。
ところが、お金は「欲しい、欲しい!」と思っている人ほど、手には入りません。なぜなら、自分が損をすると思うことはしませんし、人が損をすれば自分に利益があると思っているからです。
世の中の人を見てください。人が喜ぶこと、人に利益を与える人ほど、人から感謝され、自分もまた喜びと利益を得ています。だから、与えれば与えられるということです。これは不変の真理です。
この金運宝珠護摩は、皆様に与える力をサポートします。家族からも、友人からも、同僚からも、お客さまからも喜ばれ、感謝される人になってください。金運はおのずから増大していきます。
観音さまの瓔珞
令和7年5月15日
あさか大師の花壇に華鬘草(ケマンソウ)が花開き、参詣の皆様が楽しんでいます(写真)。

ケシ科の多年草ですが、花が増えると観音さまの瓔珞(首飾り)のように垂れ下がります。タイツリソウとも呼ばれますが、確かに恵比寿さまがタイを釣ったようにも見えましょう。また、葉の形が牡丹に似ているのでヨウラクボタンの別名もあります。いずれにしても、仏教にご縁のある美しい花です。
お寺にふさわしい花として植えましたが、真夏の猛暑でかなりダメージを受けました。何とか残ってほしいと願っています。
お大師様の原点
令和7年5月11日
あさか大師にお参りする弟子僧やご信徒の皆様は、境内の六地蔵・水子観音と共に、「遍路大師(写真)」に礼拝して本堂に入ります。この遍路大師のお姿こそは、お大師様の原点であり、後に真言密教を打ち立てる根底となるものです。

お大師様は十八歳で奈良の大学に入学し、官吏への道を歩まんとしました。しかし、仏教への求道心が止まることなく、中退して山岳修行に励まれました。まさに身を捨てての苦修練行であったと拝察されます。
特に虚空蔵菩薩の真言を百万遍お唱えする「求聞持法」と呼ばれる修行には渾身のお力で臨んだのでありました。すなわち、この自然界も宇宙も自分自身そのものであり、虚空に遍満する仏と同体であるという悟りに到達したのであります。水の流れ、風の音、野の花、鳥の声、すべてが仏の説法であるという境界は、曼陀羅の教えそのものであります。
お大師様は三十一歳にして唐に渡り、真言密教を相承しましたが、その原点はこの遍路大師の時代にありました。そして、お大師様が歩まれた道が今日、巡礼の遍路となって残されたのであります。遍路大師はお大師様を信仰するすべての方々の原点でもありましょう。

