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あさか大師
平成31年4月13日
お大師さまの脇に鎮宅霊符尊をお祀りし、八種供物(写真)をお供えしております。八種供物とは酒(一対)・水・茶・餅・木の実・洗米・塩・仙菓を申します。
まず酒ですが、私は特に桂花陳酒を選んでいます。霊符神はキンモクセイの花を好むと聞きました。桂花陳酒はキンモクセイの花を白ワインに3年間漬け込んだ混成酒なので、ちょうどよいようです。木の実はカヤなどを用いますが、今日はたまたま冬虫夏草でした。茶は茶葉のままに湯を注ぐか抹茶とされています。茶葉にはカテキンが多いので、仙薬になるのでしょう。仙菓は京都より取り寄せた歓喜団です。一般には聖天(歓喜天)さまのお供えですが、天部尊には全般に好まれています。
お釈迦さまやお薬師さまのような仏さま、また観音さまのような菩薩さま、お不動さまのような明王さまはお供えに格別の決まりはありません。お悟りを開いている由縁でしょう。でも、天部尊はまだ執着(お好み)がありますので、かなり気遣います。うっかりすると祟りがあるかも知れません。だから、軽々しくお祀りしてはなりませんよ。お気をつけあそばせ。