開運星祭りのおすすめ

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あさか大師

令和5年2月7日

 

私は昨日より、今月12日(日)午後1時から挙行される〈開運星祭り〉の前行ぜんぎょうに入りました。7日間にわたって修しますが、その7日目が結願けちがんの大護摩供となります。

星祭りは〈星供ほしく〉ともいいますが、要するに皆様それぞれの当年星とうねんじょう(今年に回座した星)を供養して、善星ぜんせいの人はさらに開運を、悪星あくせいの人は厄難が除かれるよう祈願するものです。つまり、厄除は厄年に該当するする方だけが祈願をすればよいのですが、星祭りはご家族全員で祈願してほしいということです。大変にユニークな作法をしますし、善星悪星という占いの要素もあるため、たくさんの方々が興味をいだき、またお問い合わせの多い行事でもあります。

星祭りは星供曼荼羅ほしくまんだら(写真上)を本尊となし、星供壇ほしくだん(写真下)を荘厳しょうごんします。この星供曼荼羅は京都の仏画師・兼島聖司かねしませいじ先生に依頼した肉質原画です。写真での複製品が出版社から販売されていますが、この原画を見たいという僧侶の方が多いのは当然でしょう。

星供壇の荘厳でユニークなお供えの一つに、ナツメがあります。私は日頃からおやつとして食べていますが、中医学で「毎日食すれば老いない」といわれるだけに、健胃・強壮・造血・鎮静等に効能があります。仙菓せんか(神仙界のお菓子)とも呼ばれ、まさに不老長寿の妙薬であり、特に貧血の女性にとっては救世主となりましょう。

また、抹茶まっちゃもしくは茶葉のまま湯を注いだお茶を供えます。おわかりでしょうが、それだけカテキンの多い状態で供えるということです。最近はお湯を注ぐだけの茶葉サプリメントがいろいろ販売されていますが、星祭りの神さまが好む供物として昔から伝承されて来ました。神さまが好む以上、人間の健康にもよいことは納得ができます。

私が『当年星供秘要とうねんじょうくひよう』(青山社)というお次第(聖教)を刊行して以来、星祭りをするお寺が増えて来たことは喜ばしいかぎりです。あさか大師はいうなれば、そのご本家ともなりますので、しっかり修さねばなりません。皆様のお申込をお待ちしています。なお、お申込書をご希望の方は、ホームページの〈お問い合わせ〉にてご連絡ください。

山路天酬密教私塾

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