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法要
令和6年10月24日
あさか大師の本堂内に、半鐘が設置されました(写真)。
半鐘はお護摩やご回向開始の合図として打ちます。この大きな響きを聞くと、僧侶も参詣の皆様も姿勢を正し、気持ちを引き締めるものです。
半鐘の打ち方には「一通三下・三通三下
・終鐘」などがあります。〈一通〉とは大きく7打して後、しだいに早くしつつ35打します。〈三通〉はこれを3回繰り返します。〈三下〉とは一通、または三通した後、大きく3打して終わるという意味です。
つまり、三通三下は合計108打することになり、一〇八煩悩の眠りを覚ます意味であることは申すまでもありません。このほかにも法要の最後に打つ終鐘がありますが、今は省きます。
半鐘の音は「警鐘」でもありましょう。自らを戒める警告なのだと、私は思っています。いかが。