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護摩
令和7年10月26日
あさか大師の護摩炉は直系が80センチもあり、日本最大のものです(写真)。これは私が長年の実修経験から創案したもので、この炉を用いて毎日のお護摩を修しています。

護摩壇も炉も、本来は清らかな土にて作るのですが、日本では木製の壇、鋳物や真鍮の炉を用います。この炉は鋳物製ですが、壇は私の実家の土に砂とセメントを用いました。
私がなぜこのような炉を創案したのかと申しますと、皆様の護摩木が増えるとこのくらいの大きさが必要になるからです。また、先祖供養紙やお塔婆まで、作法にしたがってお焚き上げするためでした。
先祖供養紙やお塔婆には、私や弟子僧の読経はもちろんですが、皆様のたくさんの祈りが込められています。お焚き上げの作法は尊重せねばなりません。その場合、この護摩炉は大変に役立ちます。
真剣な祈りには、最後まで責任を持たねばなりません。お大師様に叱られぬよう、自問自答をくり返しています。また一つ二つ、と。

