相性の吉凶とは

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占術

令和7年9月27日

 

相性がいいからといって、何もかもうまく行くはずはありません。逆に相性が悪いからといって、何かもうまく行かないはずはありません。これが人間関係の微妙なところで、夫婦の相性などは、その代表です。

よく夫婦ゲンカをするとか、さんざん悪口を言い合っているとかいっても、うかつに、「別れた方がいいですよ」などとは言わないことです。夫婦ゲンカは犬も食いません。そこが人生を共に過ごした、夫婦間の〝おもろい〟ところです。気をつけねばなりません。

それでも、相性という対人関係が、確かに存在することもまた事実です。どうしてもソリが合わないという相手は、必ずいるものです。私がよく用いるのは九星気学です。ただし、本命だけでは単純過ぎます。本命ほんめい月命げつめい日命にちめいの相互関係から、相性吉が何パーセント、相性凶が何パーセントとするのが正しいからです。つまり、百パーセント相性がいいということはないということです。

それから相性で役立つのは『宿曜経しゅくようきょう』による、密教占星術です。特に〈三・九の法〉は威力を発揮します。私は日の吉凶も『宿曜経』で判断しますが、二十七宿と二十八宿があり、「どちらが正しいのでしょうか」という質問をよく受けます。

実は、お大師様が請来しょうらいしたのは古法の二十七宿です。平安末の写本が同志社大学にありますが、同じく二十七宿で、インド伝来のものです(写真はデータベース製本)。

心ある研究者や、実際に鑑定されている占術家はみな、二十七宿と心得ましょう。あさか大師でお渡ししている『開運暦』も、二十七宿を選んでいます。日の吉凶をみる時に活用してください。

山路天酬密教私塾

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