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仏教
令和7年2月25日
あさか大師では、ご参詣の皆様に「一食布施」をおすすめしています(写真)。一食布施とは自分の一食分ほどの食事代を、恵まれない方々、被災地の方々などに役立てていただくために布施をすることです。
これまでにも、ウクライナの戦災地、熊本や能登半島の被災地に、ユニセフや日本赤十字社を通じて寄進を重ねました。
仏教では〈喜捨〉という言葉があります。文字どおり喜んで捨てること、つまり、喜んで与えることが仏さまの慈悲であるという意味です。
私たちは自分が何かを得ることによって、喜びを得ます。しかし、本当の喜びとは、得ること以上に、与えることによって得られることを教えています。得る喜びから与える喜びが、仏教の慈悲であり、喜捨であるからです。
思いやりを示すことや、やさしい言葉をかけることも大切ですが、この世の中はお金もまた大切です。月に一度、一食分の食事代を、ぜひ一食布施にお使いください。
一食布施は寺務所のカウンターに設置されています。地方の方はご送金いただければ、これに投入いたします。得る喜びから与える喜びを体験していただきたいと思います。