2024/08の記事

続・荒神様はやはりスゴイ!

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真言密教

令和6年8月30日

 

荒神こうじん様は火傷やけどにも、スゴイようです。

昨日、某女より連絡があり、料理中に指に火傷やけどを負ったとのことでした。水で冷やし、薬をぬりましたが、ズキズキと痛みが止まりません。つらかったと思いますが、実は料理中にひとりごとで愚痴ぐちを言っていたのでした。さっそく「荒神様、失礼いたしました。私の不心得から火傷を負いました。この痛みを少しでもやわらげてください」とおびを入れ、ご真言「オンケンバヤケンバヤソワカ」をお唱えました。その台所にはもちろん、あさか大師の荒神様のお札がってありました(写真)。

するとどうでしょう。あれほどの痛みがたちまちに止んでいきました。普通ではあり得ません。水ぶくれも引いたというのです。そして、あまりのうれしさに、私に電話をくださったのでした。

やはり、荒神様はスゴイ(!)です。信じる信じないの問題ではありません。私たちは仏様にも神様にも囲まれたマンダラの中で生きているのです。そして、お大師様もまた、すごいお方です。

荒神様はやはりスゴイ!

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真言密教

令和6年8月28日

 

25日(日)の午後、北海道の未知の方より、「財布をなくしました。お助けください」とメールが入りました。その財布には現金20万円のほか、運転免許証、マイナンバーカード、クレジットカード、キャッシュカードといった、生活必需品が入っていたそうです。

失物うせものは本人の不注意もありますが、家内での立腹・悪口・口論といった荒神こうじん様への不敬が原因です。荒神様は〝不浄〟を極端にきらうからです。だから、荒神様に心からおわびびをして祈れば、その失物がもどって来ることが多いのです。

私はさっそく、その方法をメールでお伝えしました。まずガス台に火をつけ、できればお線香を立てます。そして、「荒神様、失礼をお詫びいたします。大切な財布をなくしました。どうかお助けください」と念じ、ご真言「オンケンバヤケンバヤソワカ」をお唱えするのです(写真)。

翌日の朝、その方は私がお伝えしたとおりに実行しました。すると間もなく、行きつけの飲食店から、「トイレに財布がありましたよ」と電話が入り、一件落着しました。トイレに入り、ポケットから出して忘れて来たようです。

荒神様はやはりスゴイ(!)です。信じる信じないにかかわらず、必ずいらっしゃいます。そして、あらゆる仏様や神様を融合する真言密教を伝えられたお大師様もまた、すごいお方です。

〇〇のチカラと奇跡の波動

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健康

令和6年8月26日

 

コロナワクチンを接種して以来、体の不調を訴える方が多いようです。また、コロナワクチンに反対する医師がいることも事実です。例えば『コロナワクチンの恐ろしさ』(高橋徳・中村篤史・船瀬俊介著、成甲書房)は、3人の医師によって刊行された書籍の一例です(写真)。

同書は厚労省のデータに基づき、「コロナワクチンは有害無益だ」と主張しています。興味のある方は、ぜひお読みになってください。ただ、皆様のほとんどはすでにワクチン接種を済ませたことでしょうから、ここでは同著の最後に記載された「ワクチンを打ってしまった人もあきらめない」から、前向きな方法を三つご紹介しましょう。

①緑茶・海藻・味噌・納豆のチカラ

コロナ禍にあっても、日本人に極端に死者が少ないことが、世界の研究者の興味を引いていました。それは緑茶・海藻・味噌・納豆などの伝統食に抗ウイルス作用があるからです。たとえば海藻に含まれるフコイダンは、高価な特効薬以上の効力があるとされています。日本の伝統食は、今後もさらに評価されることでしょう。

②日光浴と笑いのチカラ

5~10分の日光浴はビタミンDやセロトニンの生成をうながし、免疫力を高めます。また、「笑いは百薬の長」で、笑う人の死亡率は笑わない人の半分とされ、ムスッとした人より二倍生きるのです。

③感謝という〝奇跡の波動〟

苦悩と病気は生命のエネルギーを乱しますが、実は〝感謝の波動〟で消えるのです。人生における最大・最高の波動と知りましょう。それはだかい愛であるとともに、偉大なパワーなのです。

お大師さまの真蹟

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文化

令和6年8月23日

 

本日は毎日のお護摩を修した後、東京国立博物館での『神護寺特別展』を拝観してきました(写真上)。展示された〈高雄曼陀羅〉や〈五大虚空蔵〉などにも関心を持っていましたが、私のお目あてはお大師さまの筆跡である『灌頂暦名かんじょうれきみょう』でした(写真下・筆者蔵本)。

〈灌頂暦名〉は弘仁三年十一月十五日と十二月十四日の両日、京都・高雄山神護寺で挙行された日本最初の灌頂かんじょうに入壇(参加)した方々の名を列記したものです。筆頭に後の伝教大師〈最澄〉の名があり、一時は伝教大師が弘法大師の弟子になったという事実が証明されることでも知られています。

もちろん、次々に入壇する方々の名をメモのように筆記するわけですから、ところどころに間違いもあって塗りつぶした箇所があります。それでも、この名跡が国宝と指定されるゆえんは、何といってもお大師さまの真蹟とされるからです。

私はお大師さまの最も著名な真蹟である『風信帖ふうしんじょう』(伝教大師にあてた手紙)は、これまで二度ほど拝観しました。しかし、この『灌頂暦名』は初めての拝観だったのです。まさにお大師さまの呼吸を、肌で感じる一瞬でした。今日という日は、お大師さまに直接に拝謁はいえつしたような、忘れがたい邂逅かいこうとして残ります。

六地蔵霊談

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令和6年8月20日

 

あさか大師の境内に「六地蔵ろくじぞう」がまつられています(写真)。誰からも好かれ、ご信徒はもちろん、付近の老人ホームや介護施設の方々もよくお参りしています。

実はこの六地蔵は、お隣りのタクシー会社より寄進されたものです。あさか大師が開創された頃は、道路脇にまるで捨てられたかのように置かれていました。

お顔も強面こわもてで、苦しそうでした。そこで私が、「こんなところに置いてはいけませんよ」とお話したところ、「それなら、お寺でお祀りしてください」ということになったのです。

ところがお寺に運んだ日、何か異様な雰囲気が漂いました。私は「お葬式をしてもらえなかった方や、付近の道路や河川で変死した方の〝身代り〟になっているな」と直感しました。また、その日に宿泊した二人の僧侶が、「五歳ぐらいの女の子が、サッシから悲しそうにのぞいていましたよ」というではありませんか。まるでホラー映画みたいです。

翌日、さっそくお体を洗い清め、香華や供物を献じて読経しました。もちろん、施餓鬼法も修しました。すると、その表情が一変したのです。今では写真のように柔和でやさしく、ほほえましいお顔になりました。

この六地蔵は石の彫刻ですから、物理的には何ら変化するはずがありません。しかし、仏さまは〝生きもの〟です。その日によって、表情も変わります。これが仏像の不思議なところです。わかりますね。

炎暑の金運宝珠護摩

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金運

令和6年8月18日

 

あさか大師では本日、月例の〈金運宝珠護摩〉が奉修されました。きびしい炎暑の中、大勢の皆様にご参詣いただき、いっしょに読経し、ご真言をお唱えしました(写真)。

皆様には、「お金に対する偏見を捨てましょう」とお話をしました。お金ははかりのように、平等に動きます。世の中の人に喜ばれること、好かれること、感謝されることを与えた分が、自分にも与えられます。

もちろん、悪い人でもお金持ちはたくさんいます。しかし、そうしたお金持ちは、いずれは必ず消えていきます。持つべき資格のない人からは、お金の方から逃げていくからです。ほんとうですよ。

また、ギャンブルで財をなすことは絶対にありません。与えずして得た人のお金は、必ず消えていきます。しかも、お金のルールに反した分だけ、その人を不幸にします。これもほんとうですよ。

この金運宝珠護摩は、まじめに働いて金運を高めるために、その背中を押すものです。そのパワーをいただくものです。

お金の絶対ルール

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金運

令和6年8月16日

 

あさか大師では18日(日)午前11時半より、人気の〈金運宝珠護摩〉が奉修されます。台風去って猛暑となりますが、皆様のお参りをお待ちいたします。お詣りの皆様には全員、〈金運銭〉を差し上げます(写真)。一ケ月お財布に入れて金運を祈り、来月のお参りに返却してください。

金運を高めるには、如意宝珠の功徳をいただき、お金の神様に好かれなければなりません。お金の神様に好かれるには、「お金は汚い」とか、「お金持ちみな悪い人だ」といった偏見を捨てることです。

そのためにも誠意を尽くしてお参りし、お金の神様に好かれるよう念じましょう。そして、世の中の人が喜ぶことをしましょう。世の中の人が喜べば、お金の神様にも喜ばれ、必ず好かれます。

人がそんをすれば、自分がもうかるなどと考えてはなりません。お金は「天下のまわりもの」といいます。これは世の中の人を喜ばせた順にまわっていくという意味です。これがお金の絶対ルールです。

功徳を求めない功徳

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真言密教

令和6年8月15日

 

二十代の頃、師僧より「真言宗の僧侶は施餓鬼をしなさい」と厳命されました。もちろん、若い私にはその意味するところを深く理解したわけではありません。しかし、師僧の言葉を真摯しんしに受けとめ、できるだけ施餓鬼を修するようになりました。

今は夕食のご飯に汁物を加えて準備し、深夜に境内で施餓鬼の真言をお唱えしています(写真)。

施餓鬼がなぜ功徳があるのかといいますと、ただ施すことに徹するからでありましょう。餓鬼界の亡者に「病気が治りますように」とか、「お金が入りますように」とは祈りません。その無欲さが、かえって大きな功徳を生むからです。つまり、功徳を求めないことで絶大な功徳を生み出すからです。

施餓鬼を修するお坊さんは長命だといわれます。胃腸を患わないともいわれます。お寺の経営もどうにかなるともいわれます。これは施餓鬼を受けた亡者が、食をいただいた御礼をするからです。

お盆も明けますが、私は時節を問わずに、施餓鬼を修すべきだと思っています。功徳を求めずとも、絶大な功徳を生む施餓鬼はすばらしいものです。餓鬼界は熱中症以上の業苦につつまれます。充分な水分を、忘れずに加えましょう。

一食布施の功徳

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仏教

令和6年8月11日

 

あさか大師では「一食布施いちじきふせ」をおすすめしています。これは月に一度、一食分の食事代を布施するもので、どなたにでも無理なく布施の功徳を積むことができます(写真)。

すでに、元旦の能登半島地震の被災地に対して、お見舞い状を添えて124542円を送金しました。そして、この度は山形県豪雨被災地と南海トラフ地震被災地に対して、110432円を送金しました。また地元のお寺や知人に対しては、早々にお見舞いのメールを発信しました。

仏教は布施をもって修行の根底とします。なぜなら、本尊さまへのお供えも読経も、人に対する挨拶も親切も、先祖への供養も、身辺の清掃も、すべてこれ布施にほかならないからです。そして布施こそは、あの世に持ち越せる唯一の財産であるからです。お金も地位もあの世には持ち越せませんが、生前の布施による功徳だけは、魂となっても残ります。

だから、私は多くの方々に「一食布施」をおすすめしています。お願いしているのではありません。功徳が積める、この上ない善行をおすすめしているのです。ご希望の方はホームページの「お問い合わせ」からご連絡ください。振込用紙をお送りいたします。また毎月の先祖供養をなさっている方は、黄色い用紙にお書き添えください。

被災地の方々には謹んでお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復興を願っております。

8月の伝道法語

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令和6年8月9日

 

八月の伝道法語です(写真)。たくさんの皆様が、「毎月の短い法語が楽しみです」とおっしゃってくださり、ありがたいことです。この伝道法語は毛筆で揮毫して境内にも掲示していますが、写真を撮るとガラスが光るので、活字で公開いたします。

「正直ものはバカを見る」といいますが、本当でしょうか。言い慣らされて正しいようにも思えますが、でも、どこかしっくりしません。それは反対のことを考えればわかります。つまり、「ウソつきはバカを見る」からです。

ウソをつけば、うまく立ち回っても、どこかでバレます。必ず信頼を失います。信頼を失えばうまくいきません。失敗を招きます。そして、結局は損をしてバカを見るのです。

正直ものは遠回りはしても、最後には必ず報われます。前向きによいことを想い、よいことを行いましょう。ポジティブに生きていれば、必ずよい人に恵まれます。よい人に恵まれれば、天が味方をして運に恵まれます。

類は友を呼ぶのです。正直に生きれば正直な人に出会い、ウソをつけばウソをつく人に出会うのです。ほんとうですよ。

山路天酬密教私塾

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