求道僧への伝授会
令和6年6月28日
昨日、相模原市の蓮乗院にて、私の近著『尊勝仏頂法・宝篋印経法』(青山社)の伝授会がありました(写真・中央奥が私)。長いコロナ禍の中で伝授会がすべて中止となり、六年ぶりに公的な会所に臨んだことになります。多くの求道僧が集まり、熱心にご視聴をいただきました。
またご住職所蔵の多くのマンダラ絵図が公開され、まるで三千世界の諸仏諸尊に囲まれたような伝授会でありました。遠くは北海道や関西からも参集され、ご挨拶やご質問を賜りました。
求道僧の集まりとは、このようなものでありましょう。ご自坊に帰りまして、さらなるご精進を遂げられますよう念じてやみません。
続・一番手ごろなサプリメント
令和6年6月26日
ビール酵母には粉末もあります(写真)。
私は豆乳やヨーグルトに混ぜて朝食にしています。栄養価が高いせいか、お昼になってもあまり空腹を感じません。ダイエット食としてもおすすめです。
ついででありますが、朝食をとるべきか否かの両説は、その方の生活によって異なります。夕食の遅い方は、胃腸に負担がかかっていますから、無理に食べる必要はありません。軽いジュースなどでもよいわけです。早起きで朝から仕事をするような方は、朝食が必要です。
たとえば農業や漁業を職業とする方は早起きで、しかも早朝から仕事をします。6時・7時にもなればお腹がすきますから、朝食が必要となりましょう。自分の生活に合わせて、朝食の是非を考えていただきたいと思います。
一番手ごろなサプリメント
令和6年6月23日
サプリメントが大流行ですが、何しろ種類が多く、どれを選ぶかに迷います。費用も大変です。そんな相談を受けた時、私はいつも「エビオス(ビール酵母)がいいですよ」とお話をしてきました。一番手ごろで、費用も安いからです(写真)。
とにかく、その栄養量が半端ではありません。九種のビタミン・九種のミネラル・九種の必須アミノ酸(タンパク質)・亜鉛・葉酸・核酸・食物繊維と、ほとんどを含有しています。一回10錠が目安ですが、慣れればどうということはありません。女性の方には小粒タイプ(スーパービール酵母)もあります。
ただ、ビタミンCとEが足りませんので、マルチビタミンなどで補えば万全でしょう。特に胃腸の弱い方、お腹が張る方、妊産婦の方、虚弱体質の方にはおすすめです。
もちろん健康の基本は食事です。しかし、完璧な食事というのもまた困難なことです。サプリメントも上手に利用しましょう。あれもこれもと手を出さずに、一度お試しになってください。
ものの本質はどこに現れるのか
令和6年6月20日
お寺の生活をしていて、何が変わるかといいますと、臭覚が敏感になることです。
常にお香の薫りをかいでいますので、よいも悪いも、臭覚が敏感になるのは当然です。特に上等な沈香(写真)や伽羅といったお香を使用していますと、その魂までも清められ、わずかな異臭でもかぎ分けるようになります。
このことは、ものの本質に対しても同じです。お香によって魂が清められると、人の本質がわかるようになります。「うさん臭い」などと言うではありませんか。悪意をもって近づいて来る人は、それらしい臭いを放つものです。美術品の鑑定でも「本物の香りがしない」などというではありませんか。「なんでも鑑定団」の先生方も、最後の決め手は香りなのです。ものの本質は香りと臭いに現れると知りましょう。
お坊さんでも本尊さまを大切にして、高貴なお香を使用してお勤めをしている方は、どことなく高貴な香り(つまり、仏の香り)が漂うものです。教義だけを勉強しても、この心がけがないと、うさん臭くなるかも知れません(笑)。
最近は若い方にもお香が流行して、とてもよいことです。日頃のストレスを、お香によって癒していただきたいものです。皆様もぜひ、お香の専門店を訪ねてみてください。魂までも清められますよ。
続々・金運宝珠護摩の霊験
令和6年6月17日
昨日、金運宝珠護摩が奉修され、大勢の皆様が参詣されました(写真)。護摩木のお申込みも多く、護摩壇の脇机があふれるほどでした。
このお護摩ではお大師さまの本体である〈如意宝珠〉を本尊としてお迎えしますが、ほかにもたくさんの神さまをお迎えして、お働きいただけるようお願いします。つまり、仏さまと神さまの両方のお力をお願いするわけです。
特に神さまにお願いする場合は注意が必要で、ご機嫌を損じぬよう配慮せねばなりません。そのことをお話して、金運アップを念じました。いくつかの霊験も報告され、それを耳にした方々の励みになったと思います。来月もまた、ぜひご参詣ください。
続・金運宝珠護摩の霊験
令和6年6月15日
いよいよ暑くなりましたが、明日の金運宝珠護摩に参詣した方には、〈金運銭〉を差し上げます(写真)。お護摩の功徳をお財布等に入れ、常に持ち歩いてください。
黄色い袋を選んだのは、もちろん金運増大の意味からです。風水では幸せを呼び、活力や変化をもたらすとされ、金運には最適な色とされています。
春の野山に菜の花などの黄色い花が多いのは、冬の寒気を脱して活力を得るためです。黄色い花を見ると、元気になることがわかりますか。
少しでも金運アップを感じた方は、来月には御礼金を加えて返納してください。御礼金を加えると金運の神様が喜びます(!)。これは本当のことです。その心がけがまた、新たな金運を呼ぶのです。
金運宝珠護摩の霊験
令和6年6月12日
あさか大師では6月16日(日)午前11時半より、人気の金運宝珠護摩が奉修されます(写真)。毎月多くの皆様がお参りを待ち望んでいますが、初めての方もぜひお越しになってください。
もちろん、このお護摩にお参りしたからといって、お金が天から舞い降りて来るわけではありません。いろいろなご報告が寄せられますが、一番多いのは「仕事が忙しくなった」とか、「給料が上がった」などでありましょう。
また、「あやうく詐欺にあうところを助けられた」とか、「貸金が急にもどってきた」といった場合で現れることもあります。特殊な例としては、「親の遺品を整理していたら、現金がたくさん出てきた」などといった、意外なお話もありました。
金運を上げるとは、金運をもたらす生き方や考え方を身につけるという意味です。その生き方や考え方が霊験をもたらすのです。そのためのパワーを送り、背中を押すのがこのお護摩の本義です。
お金の大切さを知り、お金に好かれる人になってください。お詣りの方には〈金運銭〉を差し上げます。皆様のお越しをお待ちいたします。
一日には十日分の価値がある
令和6年6月9日
貝原益軒(江戸時代の本草学者・下写真)は、「齢をとったなら、一日を十日とも思って大切にすべきである」と、その著書『養生訓』で述べています。つまり、齢を重ねるにしたがって、月日は矢のように早くなるから、一日には十日分の価値があると思ってムダにしてはいけないという意味なのでしょう。なかなか頭の痛いお話です。
また、他人の過失が気に入らなくとも、「梵人だから無理もない」と寛大に受けとめ、決してとがめたり、怒ったりしてはいけない。時間を惜しんで楽しく日々を送るべきだと述べています。さらに、朝は静かな部屋で香をたき、聖人の教えを声を出して読み、心を清めて俗念を去るがよい。風のない日は庭に出てゆっくりと歩き、野の花を愛し、季節の風景を楽しむがよいとも述べています。
益軒は84歳という、当時としては異例の長寿をまっとうしました。著作活動も旺盛で、視力もよく、一本の歯もぬけていなかったようです。妻のハツ(東軒)は22歳も若い女性でした。夫婦の仲はむつまじく、共に音楽を趣味としました。益軒は琵琶を、東軒は筝を得意として、よく二人で合奏していたようです。
貝原益軒の生き方は私にもお手本となりますが、さて、どうでありましょうか。一日を十日とも、十日を百日とも、一ケ月を一年とも思えるか否かです。でも、心がけだけは持ち続けましょう。
6月の伝道法語
令和6年6月8日
6月の伝道法語です。
年齢を重ねれば、誰でも体力は衰えます。視力も脚力も衰えます。しかし、それは同時に体力を必要としない過程でもあるのです。経験を積み、知恵をみがき、人生の苦しみを乗り越えていく過程なのです。
現代人の多くは食事の栄養価も高く、健康への情報も豊かで、医薬品もサプリメントも欠くことはありません。長命であるだけに、昔の人よりはるかに若々しいはずです。それだけに、希望をもって年齢を重ねたいものです。
謙虚に学ぶことを忘れず、知恵をみがきましょう。年齢を重ねることを苦しみとせず、上手に乗り越えましょう。苦しみに耐えることは大切ですが、上手に乗り越えることはさらに大切です。希望をもって年齢を重ねることを、むしろ楽しみといたしましょう。
「人生を変える先祖供養」の集い
令和6年6月5日
あさか大師では6月1日(土)・2日(日)の午後1時より、総回向法要(先祖供養)があり、多くの皆様が集い、熱心に読経をしました(写真)。
この先祖供養は単なるご回向ではなく、ご自分のルーツにアプローチをして、人生を変えることを目標にしています。その主旨は、
①父母の両家(既婚者は四家)を共に供養すること。
②お導師とご自分の祈りを融合させること。
③毎月継続して、月ごとに総回向をすること。
の3点となります。むずかしいことは何もありません。一ケ月お祈りした功徳を、お大師さまのもとにお届けすればよいのです。会費は一ケ月2千円で、毎日の供養が受けられます。関心のある方はホームページ「お問い合わせ」からご連絡ください。新たなご参加をお待ちしております。