『光明真言法』の出版

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行法

令和元年8月5日

 

昨日の続きなのですが、このたび私は行法次第ぎょうぼうしだいとしての『光明真言法』を出版しました(写真)。表題も梵字も印図も自分で浄書し、人生の集大成とさえ考えているほどのものです。その趣旨は回向法要の次第として普及してほしいという願いと、後進の皆様への指導を目的としたものです。

真言密教で回向法要をする場合、一般には〈理趣三昧りしゅざんまい〉という行法を修し、大変に普及しています。ただ、僧侶の方々が立派な法衣をまとって声明や経典を唱えますが、参詣者はほとんど黙って聞いているだけの時間を過ごします。私はこのことが大変に不満で、法要とはご本尊と僧侶と参詣者が一体になるべきだと考えています。

どんな読経をするかはともかく、少なくとも僧侶と参詣者がいっしょにお唱えする時間を工夫すべきではないでしょうか。その点、光明真言法要は参詣者が唱える〈在家勤行式ざいけごんぎょうしき〉にも合わせて修することができますので、特に至便です。

また、この行法には〈土砂加持どしゃかじ〉という、白色の砂(お土砂)を光明真言で祈念する作法が加わります。お土砂の一粒一粒が、如意宝珠にょいほうしゅとなるよう祈念を込める作法とご理解ください。そのお土砂を参詣者が持ち帰って適所にけば、葬儀や墓参に無限の功徳がありますし、そのほかにも、いろいろな用途に応じることができます。私は毎年、3月21日のお大師さまの日に、これをお配りしています。関心のある方は、ぜひお越しください。そして、光明真言のさらなる功徳を体験してください。不思議なことがおこりますよ。

山路天酬密教私塾

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