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自然
令和7年10月21日
「秋桜」とはコスモスのこと。ほかに「十月桜」という品種があり、春と秋とに二度咲きます。ところが、ソメイヨシノでありながら、10月に開花する奇妙な現象があります。あさか大師の桜並木にも、わずかながら花開いた姿が散見されました(写真)。

まず、この夏の猛暑が関係していることは、容易に推測されましょう。すでに落葉しているのに、何らかの影響で植物ホルモンの働きが変わったように思われます。桜もこの異常気候には迷うばかりです。
野菜や果物の栽培、魚の水揚げも変わりました。スーパーから日本の果物が消え、熱帯地の魚ばかり並ぶ時代が来るのでしょうか。かつて「終末」という言葉が流行りましたが、その終末を乗り越えるべく、私たち一人一人ができることをしなければなりません。この地球も、この日本も、私たちが住む大切な自然です。
今宵は新月。蒼茫とした木立に光はなく、水墨画のような景観が闇に迫ります。地球はいずこに、日本はいずこに。

