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心
令和元年8月23日
昨日、心を変えることの大切さをお話しました。心がすべての始まりであるとお話しました。
実は、このお話には続きがあります。それは何かといいますと、眼に見えない心は、逆に眼に見えるものからも変わるということなのです。つまり、見た目も大事であるということです。
わかりやすい例をお話すれば、たとえば女性が精神的に落ち込んだ時、美容室やエステに行ってリフレッシュすると気分が変わります。これは、心を変えるために、逆に外見から変えることの大切さを知るヒントなのです。さらに講釈をすれば、体を持つ者は、体において弱いということです。眼に見えぬ心は、眼に見える体に弱いということです。心の強さは、常に維持できるものではありません。
よくお話をするのですが、精神的な悩みに対しては、むしろ体や行動で対応した方がよいのです。たとえば眠れないという方は、心と体の疲労バランスが悪いからなのです。精神的には疲れていても、重労働をしたわけではありません。そこでウォーキングや水泳をして体をクタクタに疲れさせると、とてもよく眠れます。
私などは修法(瞑想)や執筆で精神的な仕事が多いのですが、太鼓を打ったりや法螺貝を吹いたりで、疲労バランスがよいのです。眠れないということは、まずありません。横になれば、一分以内に〝お浄土〟です。
「はじめに心あり」は、もちろん大原則です。しかし心と体、心と外見、心と行動は常に密着しています。「見た目が九割」も、あながち誇張ではありません。眼に見えない心を変えるため、眼に見えるものから変えることも大切なのです。