すべての教えが行き着くもの

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先祖供養

令和7年7月6日

 

あさか大師では昨日と今日、月初めの総回向(先祖供養)を兼ねて、盂蘭盆施餓鬼会うらぼんせがきえの法要を勤修ごんしゅうしました。大勢の皆様が参集し、僧侶と共に読経をしました(写真)。

盂蘭盆会と施餓鬼会は本来は別のものですが、日本では夏の寺院行事として定着しています。なぜなら、いずれも布施の功徳を讃え、布施の大切さを教えるものだからです。布施はもちろん、僧侶への「お布施」にかぎりません。先祖供養も盂蘭盆も施餓鬼も、結局は布施であるということです。

人生に大切な教えはたくさんありますが、最も大切なことは与えることです。与えなければ得られませんし、与えることで大きな喜びを得ることを、私たちの魂は知っているからです。すべての教えとは、布施に行き着くことを知らねばなりません。

法要の最後には全員で、施餓鬼のご真言をお唱えしました。ご真言が遍満するや、浄飯じょうぼんも水も天上のかてとなり、乳水にゅうすいとなって甘露かんろの妙味に変じたのであります。

山路天酬密教私塾

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