社員の心を一つにするために

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信仰

令和7年10月13日

 

一昨日、ある土木会社の社員が全員で集まり、社運隆昌と工事安全の祈願をしました(写真)。時には危険を伴う土木工事は、何よりも点検と安全を心がけねばなりません。社長さんをはじめ、社員一同が真剣な祈りを込めました。

言葉は大切で重宝ですが、言葉だけで人の心はまとまりません。それには神聖な「儀式」が必要だからです。仏壇や神棚があって親や祖父母が礼拝という儀式をすれば、子供は言わずとも真似まねをします。そして、一家の心が一つにまとまります。

学校に入るには入学式があり、結婚するには結婚式があります。宮参り・七五三・成人式・還暦祝・米寿祝、みな同じです。人の一生は、こうした儀式によって成立するのです。儀式がなければ、人はそれを〝実感〟することができません。

この社長さんはどのような訓示よりも、お護摩の浄炎と読経の響きこそ、社員の心を一つにすることを知っているのです。このような心ある社長さんが増えてきたことは喜ばしいかぎりです。「仏教はむずかしいかも知れないが、信心があればやさしく教えられる」とお大師様はおっしゃっています。

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