六地蔵の表情が変わる

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信仰

令和7年4月17日

 

あさか大師の境内入口に〈六地蔵ろくじぞう〉があり、参詣の皆様は必ず合掌しています(写真)。この六地蔵はかつては道端に放置されていましたが、縁あって当山に移動したものです。今では立派なお堂の中に祀られ、特にお隣りの老人ホームの方々は毎日お参りしています。

この六地蔵ははじめ、とても怖い顔をしていました。ところが、きれいに洗って読経しましたら、柔和な表情に変わりました。もちろん、石の六地蔵が物質的に変わるはずがありません。しかし、このことは多くの参詣者が実証しています。

これは、六地蔵を洗って読経したという事実に対する気持ちの問題があるかも知れません。しかし、その日によって表情が変わるという現象は常に続き、事件や地震があるとうれい顔になり、明るいニュースがあると微笑ほほえんだ顏になります。

こうした現象は仏像を見ていると、よく経験することです。私は魂が入った仏像なら当然であると素直に解釈し、あまり理屈をこねないようにしています。こんなお話を疑う人もいますが、信仰する眼で見ると、よく経験することなのです。拝むという行為には、こうした現象が伴うものです。

山路天酬密教私塾

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