歯を食いしばって笑いましょう

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開運

令和5年8月3日

 

笑わねば幸運は来ません。健康にもなれません。幸せにもなれません。

だから、「笑うかどにはふく来たる」といい、「笑いは百薬の長」ともいうのです。笑えばストレスホルモンを減らし、ハッピーホルモンが増えるのです。ハッピーだから笑うのではなく、笑うからハッピーになるのです。お金も時間もかからず、才能も必要とせず、努力もいりません。とにかく笑いましょう。つらいことがあったら、歯を食いしばって笑いましょう。

アートスティックスイミング(シンクロナイズドスイミング)の選手は、みな歯を食いしばって笑う訓練をします。彼女らは水深3メートル以上のプールで音楽に合わせ、技の完成度や表現力を競います。妖艶ようえんで派手な水着をまとって厚化粧をし、肺に空気をためて浮力を維持できるようノーズクリップをして、水面ではどんなにつらくても笑顔を見せねばなりません。

つまり、この競技の優雅さは、想像を絶する苦痛によって支えられているといっても過言ではないのです。水面下で激しく手足を動かし、もぐっては浮かび、浮かんではまたもぐり、肉体的苦痛は極限に達します。しかも、水面では若さをはち切らせて、にっこり笑っているではありませんか(写真・毎日新聞社)。

私はこの事実を知った時から、自分の小ささを知り、彼女たちに負けまいと思って、努めて笑うことを心がけるようになりました。もちろん、私にもつらい時はありますし、腹が立つ時も、くやしい時もあります。でも、他人に八つ当たりをしても、お酒を飲んでも何の解決にもなりません。そんな時、歯を食いしばって笑った時、たいていはいいことがあるものです。ほんとうですよ。

毎日、いろいろな方にお会いしていますが、笑える方は何とかなっています。結果が早いのです。幸運を呼び、健康を呼び、幸せを呼ぶからです。これもほんとうです。間違いありません。

観音さまの笑顔を「慟哭どうこく微笑みしょう」といいます。大声をあげて泣きたい苦しみをこらえて、静かにほほえんでいるからです。アートスティックスイミングの選手たちは、現代の観音さまです。そして、歯をくいしばって笑える人は、観音さまのお力をいただけるのです。さあ、皆さんも、歯を食いしばって、にっこりと笑いましょう。

山路天酬密教私塾

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