今月の強運ランキング
令和5年4月5日
今日から暦のうえでの四月となります(写真)。
月命は六白で、高貴の星でもありますが、また闘いの星でもあります。日本プロ野球界における伝説的な名将とされる三原脩監督は、「勝負は実力が5、運が3、調子が2」と語っていました。先日、WBCで侍ジャパンを世界一に導いた栗山英樹監督は、その教えを継いだ没後弟子になります。私は「運が3」という主張が、とても気になりました。そこで、今月の強運星をお伝えしましょう(自分の星がわからない方はホームページ〈今月の運勢〉をご覧ください)。
今月の強運ランキングは一位が五黄、二位が四緑、三位が一白です。五黄の人は調和を意味する東南(巽)に位置し、もろもろの問題が解決し、勝利を得るエネルギーにつつまれます。また、四緑の人は東にあって新規発展のチャンスです。一白の方は南にあって旺盛な勢いがあります。ただ、四緑は失言に、一白は仲間割れに注意しましょう。
強運であっても、身を慎み、謙虚に反省し、誠実でなければなりません。それを怠ると、強運を逃します。また上記以外の星でも、開運のチャンスはいくらでもあります。衰運の時こそ小休止をして、身辺の整理と準備に励めば、それが開運を呼ぶということです。
なお、七赤の方は凶神(暗剣殺・月破)が付きますので、何ごとも慎重を心がけましょう。その慎重さが、かえって開運を呼ぶことも事実です。どんな人も、常にいいことばかりは続きません。いい時はいいなりによく、悪い時は悪いなりによくと思いましょう。これが占いの極意であり、人生の達人はみな、この極意を知っています。
この強運ランキングは毎月の始めに公開します。どうぞお楽しみに。
人生の達人とは
令和5年4月3日
一昨日は、第三回目の〈桜まつり〉を開催しました。いつもの〈八丈太鼓まごめ会〉の皆様、イングランドポニーの〈はなちゃん〉のほか、当山僧侶からもシチリキ演奏が加わり、大いに盛り上がりました(写真)。
もちろん、今年は桜の開花がことのほか早く、満開を過ぎていたことは否めません。しかし、風が吹くたびに桜吹雪となり、その様相は格別のものがありました。「花はさかりに、月はくまなきをのみ見るかな」とは、『徒然草』の名言です。桜は満開の時、満月は曇りのない時ばかりがいいのだろうかという意味です。つまり、散りかけた桜や、雲のかかった名月もいいではないかと、発想を逆転させました。これは不完全をさえ美しいと見ることのできる、日本人の英知です。
完璧であることは、もちろんいいことです。しかし、少し足りないくらいが、また親しみがあるの事実です。人もまた完璧であったなら、どれほど息苦しいかわかりません。しかし、欠けたところもまた、魅力の一つとなりましょう。何もかもそろっているより、アレがあったらいいと思うくらいが、ちょうどよいのかも知れません。そのために労を惜しまず、そのために働く時こそが、人は生きがいを感じるのではないでしょうか。
一昨日の桜は、その不完全の美そのものでした。雨が続いたのに花が残っていただけでも、よしとせねばなりません。「去年は満開でしたね」「来年が楽しみですね」などとお話ができたのも、不完全がゆえのことです。それがまた、楽しいひと時となりました。
人生は思うようにはなりません。しかし、何ごともいいように受け止める人ほど、実は思うようになるのです。つまり、いい時はいいなりによく、悪い時は悪いなりによくと思える人こそが人生の達人です。思うようにならない時、皆様は愚痴をいって嘆きますか。このくらいでよかったと、考えを改めますか。人生の達人は、ご自身の中にもいるのです。