月始めの光明真言法要

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あさか大師

令和2年8月2日

 

昨日と今日、月始めの光明真言法要(総回向)がありました。コロナウイルスの感染者数がまた増大し、心配して遠慮した方もおりますが、常連の皆様はまずまずお参りにお越しくださいました。この頃は子供さんたちも見えて、お母さんといっしょに可愛らしい声で読経しています。なるべく間隔かんかくを空けていますので、手狭てぜまに感じました(写真)。

僧侶の方が増えましたが、私は僧侶の皆様にこそ先祖供養に励んでほしいと、常に願っています。僧侶の方は檀家の葬儀や法事はしっかりとつとめますが、自分の家の先祖については、あまり熱心ではありません。ましてや、母方にいたっては、ほとんど関心すらありません。まさに「坊主の不信心」です(笑)。「医者の不養生ふようじょう」「えきしゃの身のうえ知らず」と並んで、足もとはなかなか見えないという代表的な例証です。

このブログを読まれた僧侶の方は、こうした熱心な在家ご信徒を見習っていただきたいものです。住職の行いはいつとなく、どことなく、檀家の皆様は見ているものです。住職がお手本を示しもしないで、檀家さんにばかり先祖供養を強いるのはおかしなことです。また、檀家さんがお寺に寄りつかなくなるのも当然のことです。

私も住職としてお導師を勤めながら、後ろに座っていらっしゃるご信徒さんに、常に教えられ、励まされています。どうか、肝に銘じていただきたいと思います。恐惶謹言きょうこうきんげん

山路天酬密教私塾

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