花粉症の薬膳パスタ

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食事

令和6年4月1日

 

桜の開花を待ちつつも、花粉症に悩んでいる方が多いようです。そこで、私が作っている〈薬膳やくぜんパスタ〉をご紹介しましょう。

花粉症アレルギーにはロスマリン酸やα-リノレン酸が有効ですが、実は赤ジソの葉に多量に含まれています。赤ジソは梅干しに漬け込んだり、サプリメントやジュースとしても販売されていますが、一番手ごろなのはスーパーのふりかけ売り場にある『ゆかり』(写真)を普段から食することです。

『ゆかり』はシソご飯としてふりかけたり、おにぎりに混ぜるのですが、意外にも、ハーブとしてパスタに使ってもよく合います。私はキノコや魚介類のパスタを作って、最後に混ぜ込んでいます(写真)。ちょうど、バジルを入れたような雰囲気になって、ちょうどよいのではないでしょうか。ただ、塩分もかなり多いので、入れ過ぎないように注意してください。

お寺での食事じきじ作法では「五観ごかん」を唱えますが、その四番目に「まさ良薬りょうやくこととするは、形枯ぎょうこりょうぜんがためなり」とあります。つまり、食事はそれがすなわち良薬であり、病気にならない体を作るためにいただくのであるという意味でありましょう。普段からの食事が薬であり、「医食同源」なのです。花粉症の方は、ぜひお試しになってください。

蛇足ながら、『ゆかり』の名の由来は、中国では紫色を「縁(ゆかり)色」ともいい、また『ゆかり』に縁があったお客様を大切にしたいという思いからです。「ゆかりちゃん」という女性が発案したものではありません。念のため。

山路天酬密教私塾

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