回向と祈願

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回向と祈願

平成31年4月10日

 

あさか大師の特徴は、回向(供養)と祈願の両輪からおすすめすることでございます。

あるご婦人が見えて、ご主人の実家とどうしてもうまくいかないというご相談がありました。そこで私は、ご主人の実家の回向を取り合えず三回申し込みなさい、そして「対人友好」の護摩木ごまぎ(お護摩の炎に投じるお札)を30日間続けなさいとお話しをしました。そのご婦人は私の話を真剣に聞き、私の話の通りに実行するとおっしゃいました。護摩木はその場で浄書し、「願いおき護摩木」の棚に並べました(写真)。

願いおき護摩木


ちょうど二回目の回向が済み、護摩木も20日間が過ぎた頃でしたでしょうか。そのご婦人がにこやかな顔でお越しになり、ご主人の実家から頼まれごとが増え、だいぶ対人関係が円満になった旨のご報告ありました。私はこれなら大丈夫と判断し、今度はぜひご主人の実家のお墓参りをしてくださいと申し添えました。

祈願というと、ご自分の願いごとばかりに集中するのでございますが、先祖への回向を忘れてはなりません。何ごとにも二つながらのバランスが大切なのでございますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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